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コラム

 【第3回】 盛んな選抜育成型研修
 
 最近、"幹部養成研修""選抜研修"といった、日本企業の教育・研修に対する昔からの考え方である『階層別平等』を打破した選抜育成型研修スタイルを採用する企業が増えてきています。
 多くの企業の場合、研修に参加するにあたり、"全くこの忙しいときに人事の部署は何を考えているのか・・・"とか"昨年の受講生からアウトプットイメージを聞いているから、こういうものを適当に作ればいいよ・・・"という考えの方が多く見受けられるのは事実です。
 このような方々を研修に参加させるのは果たして『平等』な事であろうか?
本当に、"こういう知識・技術を習得したい"と自分自身が思い研修に参加している方々の足を引っ張っていることとならないだろうか?また、本当にその研修で会得したことが日常の業務に活かされているのだろうか?
 日本型の『一律平等型』研修が良いのか、欧米型の『選抜型』『自己投資型』研修が良いのかこれが正解・・・という答えはないと思うが、もう一度方向性を考えなければならない曲がり角にきていることは確かです。
 私のお付き合いしている会社に選抜型研修を提案したところ"当社は経費削減でここ4年間新人研修を除き、研修を中止してきました。今年研修再開することとなった初年度に、多くの社員に研修を受講させたいため、選抜型研修など論外である・・・"という部長からの返答がありました。
 果たして、この会社の人材開発が10年後成果を生んでいるのか、どのような研修体系に変化していくのか定期的に変化を見届けたいと思っています。
 知人の日系コンサルティング会社で働いているアメリカ人のコンサルタントが以下のことを言っていました。"アメリカの企業は海に突き落として泳ぎきれる人間を採用する。日本の企業は泳げない人を採用して、プールで泳ぎ方から指導しなければならないのだからスピード感が全く違うよなぁ・・・"