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コラム

 【第4回】 創造革新人材の育成にはアクションラーニング方式を導入せよ
 
 企業内の管理者研修を見ると、2泊3日か1泊2日程度の集合研修を通し、・戦略策定やアカウンティングなどの知識教育・管理者としての課題設定や計画・組織化などの基本スキルの教育
・部下の指導・育成や意思決定などのリーダーシップ教育
・ケーススタディを中心とした経営技術教育
などをテーマに行われているのが一般的ではないでしょうか。

研修終了後に行なわれる受講者アンケートを見ると"役に立った"とか"理解できた"という意見が大半を占め、受講生自身も、張り切った前向きな気持ちになって職場に帰っていく人が多いように思います。
しかし、研修から帰り日常業務に戻り、3日もたたないうちに研修前の意識に戻ってしまうといった声を良く耳にします。人の意識を変え、行動を変えることは、大変な課題です。
 また、ケーススタディによる戦略思考教育等も、どれだけ実務に生かされているでしょうか。そしてそれがどれだけ業績の向上に貢献することにつながっているのでしょうか。疑問を感じておられる方も多いことと思います。

 座学中心の知識ベースの研修は、研修の場では理解されても、いざ実務に戻ると実践につながらない結果に終わってしまうケースがほとんどです。
一部の企業においては、知識詰め込み型の研修ではなく、自社の課題を取り上げた論文提出型の研修を取り入れている所もあります。しかし、この論文提出型の研修も、要領の良い人にとって都合の良い、知識ベースの研修であり、極端な場合、実践力の未熟な頭でっかちの評論家人材を育成しているにすぎなくなるケースを見受けることもしばしばです。

 このように、従来の管理者研修は、ややもすると行動につながらない、従って業績の向上に結びつかない、研修のための研修いわゆる"お勉強"に、陥る危険性を内在しているわけです。
 これからの経営幹部・第一線リーダーに要求されるビジネススキルの基本は、"戦略企画実践力"だと思います。強い当事者意識の中で事業を見、部門環境を捉え、課題を設定し戦略的・創造的な課題解決を、組織を巻き込み、強いリーダーシップを発揮し実践していく、マネジメント力が重要と考えます。
この"戦略企画実践力"のような総合的なビジネススキルが要求される教育では、一つ一つ座学で学んだとしても、本当の実力を身につけることは難しい。
教育費のムダ遣いに終わることになりかねないかは明らかです。
実務の中で、具体的テーマの解決を通じ、実学として学んでいくアクションラーニング方式は、高い効果を生むことになるわけです。

 アクションラーニングとは、知識詰め込み型の座学研修や、研修機関サイドの都合でまとめられたケースステディによる研修でなく、自社の実際上の経営課題を取上げ、この解決への取組みを通じ、実務・業務に直結した中で、総合的なビジネススキルを体得しようとするものです。
一般的には、3ヶ月6ヶ月また1年という長期間の中で、実課題の解決にむけた企画構想、アクションプランづくりに向けた活動が続けられ、最終的には経営トップ出席の場で、成果発表会を開催し、研修の成果が
確認され、研修が終了します。